ステレオカメラ

2008年12月13日 (土)

FinePix Real 3D @ ステレオクラブ東京例会

先週都内で開催されたステレオクラブ東京の例会は、40名以上の参加があり、大いに盛り上がったのだが、そこに持ち込まれたのは、フジフィルムさんが来年発売予定の「FinePix Real 3D」の試作品で、皆の視線を釘付けにしたのは言うまでもない。

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持ち込まれたカメラは、まだ試作品であり、ボディーのデザインなどは今後変更されるということであるが、中身はすでに動作する状態であり、実際に撮影することができる。 私も少ない時間ではあったが実際に撮影させていただいた。

撮影感としては、実に楽しいカメラというのが感想である。 裏面の3D液晶パネルは、常に目の前の風景を3D表示してくれるので、立体感を確認しながら構図を決めてシャッターを押すことができるのだが、これが、目の前の世界を我が手中に収めているような気がして、なかなか面白いのである。 もちろん、いままでのRBTステレオカメラなどでも、ファインダーを両目でのぞくことができるタイプでは、立体感を把握しながら撮影することができたのだが、3D液晶に写る立体空間は、ファインダーで覗くそれとは一味ちがう感じで、目の前の現実をいったん電気箱のなかに再現して、それを撮影しているような感じがした。

このカメラが一般に認められるかどうかは、発売後のお楽しみであるが、自分の家族や、恋人を、立体として残しておきたいという願望はあると思うし、そういう過去(?)をリアルな今として感じることができるのが、ステレオカメラの楽しさのひとつである。

惜しいのは、現在フジフィルムが考える最終出力が、レンチキュラーである点である。 個人的な考えであるが、レンチキュラーは確かに裸眼立体視には便利であるが、どうしてもクオリティーが出しにくい。 リアルに残すという点では、若干疑問なのだ。 今までの経験では、レンチキュラープリントを見ても、「おっ!」という第一声が出ない。 どちらかというと「うん?」という感じである。 もちろんフジフィルムさんのレンチキュラーがそうであるとは限らないが、少々心配な点である。 できれば、2眼式でストレートに見せるデジタルビューアや、2眼式のプリントを出してもらいたいところだ。 

保存形式はマルチビューにも対応した方式とのことで、これは写真店で展開予定の多眼式レンチキュラーを意識してのものであると思うが、聞いたところ左右のステレオ画像もパソコン等で取り出せるということなので、これはありがたい。 左右の画像を読み出すことができれば、2眼式のプリントや、アナグリフや、インターレース画像を作るのは簡単であり、ステレオクラブ例会での上映も可能になるわけである。

カメラの発売時期は来年で、詳しい時期や価格は未定とのことであったが、早く使ってみたいことに違いはない。 できればこのカメラ1本だけで作品集を作ってみたい。

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