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2008年9月 9日 (火)

3Dムービーの作り方②

第2章 ビデオカメラのセッティング

3dvideosetting_hc1

写真の様に、市販されている「カメラを2台横に設置できるバー」の上にビデオカメラ2台を取り付けるのが最も簡単な方法である。 ビデオカメラの横幅が小さいものであれば、目幅と同じくらいに取り付けることが出来き、両目でビューファインダーを覗くことができるはずだ(両目で覗くことで、被写体が立体的に見えることを確認してみよう)

厳密に見ると、ビデオカメラの取り付け具合や、ビデオカメラの固体差により、左右の映像に上下差や、傾きの違いが出ることが多い。 そういう場合には、薄い板などをビデオカメラとバーの間にはさみ、できるだけ左右映像に、上下差や、傾きの違いがないように調整するとよい。 もちろん撮影後の編集でも、ある程度は解消できるのだが、ここで出来るだけ誤差を少なくしておくにこしたことはない。

大まかなセッティングが完了したら、LANC コントローラを2台のカメラのLANC端子に接続する。 2台のカメラの電源スイッチを入れ、LANCコントローラで電源の入/切、録画の開始と停止、ズーム操作ができることを確認しておこう。 最後に2台のズームをワイド側いっぱいになるまで操作しておく。(撮影を開始ししたときに、2台のズーム量を一致させるため)

■カメラの向き(輻輳)
次にカメラの向きであるが、2台のカメラの向きを平行にする「平行セッティング」と、2台のカメラの向きをメインの被写体に向ける「トーインセッティング」がある。 それぞれに長所と短所があるが、初めての場合、比較的失敗が少ないのはトーインセッティングだと思う。 メインの被写体に向けてカメラを向けるので、ビューファインダーを通して確認がしやすいからだ。 ただし、トーイン撮影の場合、近い被写体では台形歪が生じてしまい、不自然に画面中央部分が出っ張ったり、画面の端で上下ずれが発生するといった障害がでる。 映像の品質という点では平行撮影が優れているので、それぞれを使い分けるのもよいと思う。

平行セッティング - 2台のカメラを平行に配置する方法
              Photo

【長所】歪のない映像を撮影できる。
【短所】左右映像の重なる部分が少なくなり、編集時に左右ズレを調整すると、マスク法では、最終的な映像サイズが小さくなる。 また、拡大法では拡大率を大きくする必要があり画質が若干劣化する。(マスク法、拡大法については編集の項目で説明します)

トーインセッティング - 2台のカメラをメインの被写体に向けて配置する方法(カメラが内側に向くことになる)

             Photo_2

【長所】左右映像の重なる部分が大きく、ほぼフルサイズで再生できる。
    撮影時に被写体の飛出し、引っ込み感を確認しやすい。
【短所】左右で台形歪が発生し、不自然に画面中央部分が出っ張ったり、画面の端で上下ずれが発生しやすい。

ビューファインダーでカメラの向きを確認
左右のビデオカメラを目幅の間隔でセッティングできた場合、左右カメラのビューファインダーを両目で覗き、立体視しながらカメラの向きを調整できる。 平行セッティングで撮影する場合には、無限遠の被写体がビューファインダー上でニュートラルな位置(引っ込みも、飛出しもしない位置)に定位するように調整する。 トーインセッティングで撮影する場合には、メインの被写体(スクリーン上でニュートラルな位置に定位させたい被写体)が、ビューファインダー上でニュートラルな位置に定位するように、カメラの向きを調整すればよい。

    Vf

HDで撮るか、SDで撮るか
大きなスクリーンでの上映を考えると、HDで撮影しておくほうが良いと言える。
HDで撮影しておけば、SDへのダウンコンバートも可能だ。
ただし、編集時に左右2本のHD映像を扱うことになるので、大容量のハードディスクが必要である(高画質を保って編集すると、1TBくらい楽に消費してしまう)
また、HDは16:9と横長画面なので、スクリーンの縦横比によっては、SDより小さな画面での上映となる場合がある。

次回は、「第3章 撮影」の予定・・・ 

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