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2008年9月 8日 (月)

3Dムービーの作り方①

先日のシネマ秘宝館さんでの3D上映以降、自主制作映画を撮影されている方から、3Dムービーを自分でも作ってみたいが、撮影方法や編集方法がよく解らないという質問がふえた。 ハリウッドの映画も3D化されるなか、自分で撮影するビデオも3Dで撮ってみたいというのは自然な欲望だ。 しかし、それを実現できる3Dビデオカメラなどの民生品はまだ出てきていない。 現状で3Dムービーを作ろうと思うと、ビデオカメラを2つ用意して、同時に2台で撮影するという方法が一般的だが、ただその撮影方法や、編集方法などは、ほとんど知られていないのではないだろうか。

そこで、数回にわたり民生ビデオカメラを使った簡単な3Dムービーの撮影方法と、編集方法を説明してみようと思う。 ただ、あくまでも、私の方法の説明なので、もっとよい方法があるかもしれない。 そのへんはご了解いただき、もっとこうしたほうが良いのじゃないか、などの意見があったら、どんどん教えてほしい。

第1章: ビデオカメラの選択

では、まずどういったビデオカメラが3Dムービー撮影に向いているかを話そう。 今回は、簡単に始められることを考えて、民生品のみで考えてみる。 それでカメラの選択にあたり、まず大事なのはカメラのサイズだ。 普通に私たちが見ているような自然な立体感を再現するには、人間の目と同じようにビデオカメラ2台を並べて撮影する必要がある。 人間の目幅は約7cm。 なので、ビデオカメラも人間の目幅と同じ7cm程度で2台並べなければならない。 そうなると必然的にビデオカメラの横幅は7cm未満である必要がでてくるわけだ(*1) 実際に横幅7cm以下のカメラを探すと、それほど多くないが、もう少し条件を和らげて8cm以下くらいで探すと幾つかのビデオカメラを見つけることができる。

次に必要な要素として、2台のビデオカメラが簡単に同期(*2) できるかということだ。 同期の方法には色々あるが、簡単な方法としては赤外線リモコンを使い、2つのビデオカメラに同時にコマンドを送る方法だ。 カメラに赤外線リモコン機能がついていれば、簡単に実行できる。 ただし、屋外で直射日光があたっている場合などは誤動作しやすいので注意が必要である。 もうひとつの同期方法として、LANCコントローラ(*3) を使う方法がある。これは2台のビデオの外部リモート端子に接続して利用するもので、LANCコントローラの「RECボタン」や「ZOOMモダン」で、簡単に2台のカメラを同時に回すことができるという優れものだ。 このLANCコントローラを使うためには、ビデオカメラにLANC端子またはACC端子がついている必要がある。今回の説明では、LANCコントローラを用いて撮影する方法をお話したいと思う。

もうひとつ必要な要素としては、目で覗くタイプのビューファインダーだ。 最近のビデオカメラは、液晶パネルしか付いていないものが増えたが、3D撮影で実際に立体感を確認しながら撮影するには、2台のビデオカメラのビューファインダーを両目で覗きながら撮影するのが簡単なのである。 そのために覗くタイプのビューファインダーが付いている機種をお薦めする。

ということで、私が現在使っている小型ビデオカメラは、ソニーのHDR-HC1だ。 少々古い機種ではあるが以上の条件をほぼクリアしている。 最近ならHC-9などが使えるだろう。 もちろん、他の機種でも、条件があえば利用できるので、私はこんな機種で上手く撮影できたなどのレポートが聞けるとうれしい。

*1)  左右のカメラ間の距離をステレオベースといいます。風景や建物など、遠くの被写体を撮影する場合には、立体感を強調するためにカメラの間隔を広げて撮影する場合もあります。その場合には大きなカメラでも利用することができます。 また、大型のビデオカメラでもハーフミラーなどを使うことで、目幅とおなじ7cmといったステレオベースで撮影することが可能です。しかし、どうしても機材は大きくなり、コストも高くなります。

*2) 完璧に2台のビデオカメラを同期させるには、GEN-LOCK 端子の付いた業務用カメラを用いて、GEN-LOCK信号で2台の同期をとる必要があります。 今回は、手軽に撮影できることを考え、民生用カメラを利用しますが、この場合、左右のカメラは別々のタイミングで1フレームをスキャンするため、LANCコントローラなどを利用しても、最大で半フレームの同期ズレが発生する可能性があります。 ですので、あまり早い動きの被写体では、立体感がおかしくなったり、ちらつきを感じる場合があります。 このあたりは、クオリティーと制作コストのバランスになりますので、予め了承して撮影にあたる必要があります。

*3) LANCコントローラとしては、Rob Crockettさんが作られた「LANC Shepherd」などがあります。 http://www.stereoeye.jp/shop/index.html#camera-cont

ビデオカメラ2台のセッティング例↓

3dvideosetting_hc1_2

次回は、「第2章 カメラのセッティング」の予定・・・

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コメント

こんばんは、はじめまして、たけるっちです

僕は29歳ですが、3D写真のとりかたは、小学校3年生の時にきづきました、目の幅でカメラをおくということも気付きました、写真は簡単ですが、ワープロでイラストの3Dもつくりましたが、それは、光の関係とかうまくつかめないで、角ばった立体感になってしまいましたが・・・3Dビデオカメラはこれから売れそうですね、
でも目が悪くなるのは、あるかもしれませんね

交差法は簡単ですが、今日平均法で写真の幅が目幅より広い奴をみていたのですが、みれるわけ・・・ないですよね><少し目が悪くなりました、そんな写真Sをインターネットで掲載しないで欲しいですね、
むかつきました、焦点があうわけない、しかたなく、画像を縮小してみてみたんですが、たいした綺麗度ではなかったです、

えっと、・・・・あなたが撮った?花火は綺麗でした
色々教えて・・・欲しいものですね、興味あります
また連絡しますね

投稿: たける | 2009年9月 6日 (日) 02時34分

カメラを二台並べるバーはどこに売ってますか?
ネットで買えたりしますか?
今さがしていますので、もし良かったら教えて下さい。

投稿: たくみ | 2010年4月17日 (土) 00時02分

単純に2台を並べるバーであれば、ヨドバシやビックカメラなどにも売っています。(スリック製など)

投稿: | 2010年4月17日 (土) 09時45分

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